キッチンひらやまからは今回の一番の目的地である異国の見える丘展望所を目指していきました。
キッチンひらやまから日本最北西端までのルートを大きな地図で見る烏帽子岳展望所へは行けず・・・
まずは烏帽子岳展望所を目指して国道382号を道なりに走っていくと塗装が剥げた案内標識に和多都美神社が出てくるので、左折して直進します。
すぐに右手に案内板が出てくるので、また左折してすぐに右折で和多都美神社方面に向かいます。
すると目の前に大鳥居が現れます。
ここが和多都美神社の入口なんだなと思ってたのですが、よくよく調べてみるとここは和多都美神社と関係ないようです。
しばらく走ると、右手に和多都美神社の海中鳥居が見えてきます。
ちょっとバイクを置いて和多都美神社に行ってみました。


和多都美神社の和多都美は「わたづみ」と読むのですが、僕は「わたづみ」と聞くと「きけ わたづみのこえ」のイメージが強すぎて最初は関係あるのかな?と思っていたのですが、そもそも「わたづみ」の言葉の意味としては「海の神」ということで、鳥居が海中まで続いていくのも納得ということがわかりました。

この後、お参りして烏帽子岳展望所を目指したのですが、しばらくすると通行止めの案内が・・・
ちょっと前の大雨で道路が崩れたようで通行できなくなったようでした。
非常に残念でしたが、Uターンして休憩することにしました。
神話の里自然公園がすぐ近くにあったのでここで休憩することにしたのですが、ここのトイレがかなり綺麗でした!
対馬は本当にコンビニが少ないのでトイレできるところは本当に重要です。
トイレ終わった後にバイクに戻る時に韓国人の女性3人組が声をかけてきました。
どうやらタクシーを呼んで欲しいとのことでしたが、どこに連絡すればいいかわからないようでした。
確かに対馬の山の中ではGOもUber Taxiもないですからねぇ。
とりあえずネットで対馬のタクシー会社を調べて連絡すると、1社はお休みで2社目で来てくれることがわかりました。
10分で来てくれるのがわかると、韓国人女性も大喜びで助かったー!!みたいな感じでした。
面白かったのが僕が電話してるときに翻訳アプリを近づけてきて、僕が何を話しているのかリアルタイムで調べてたところです。
ちゃんと呼んでくれてるんだってのがわかったようで、終わった後でコーヒーを奢ってもらってこれからどこに行くのか?と
いろいろお話することができました。
翻訳アプリ使うと普通におしゃべりできるんですね!
KPOPミュージシャン?って思うぐらい綺麗な方たちだったんでよかったです。
木坂の藻小屋へ
神話の里自然公園がからは来た道を戻って国道382号に戻って道なりに進みます。
しばらく進むとT字路にぶつかって木坂方面が出てきますのでそこで左折して県道48号に入ります。
静かな三根湾の風景を進んでいくと、また山間部に入っていきます。
対馬は海沿いを走っていたと思ったらすぐに山間部に入る感じの道が多いですね。
山間部を抜けるとまた海が見える風景になり、そのまま進むと目の前にオレンジ色の屋根の石積みの倉庫が見えてきます。
駐車場があるのでバイクを置いて倉庫を見にいきます。

木坂周辺の説明がありました。
この小屋は海藻を貯蔵する小屋だったようです。
海藻は畑の肥料として使ったそうです。

こうしてみるとなかなか日本離れした風景に見えませんか?
どこか北欧にありそうな風景ですよね。

屋根の部分が見えるようにフォーカスすると沖縄にも近いような感じがします。

内部はこのような感じになっていて現在は使われていないようです。
海神神社へ
木坂の藻小屋から歩いてすぐのところに海神神社があります。


一ノ鳥居を抜けしばらく歩くと説明板がありますので読んでみましょう。
二ノ鳥居からは階段を登っていきます。
しんどいってほどではないですが、そこそこ段数はあります。
最後に三ノ鳥居を抜けると立派な拝殿があります。
僕はこういうところの写真を撮れない人なので写真はないのですが、かなり立派な拝殿でした。
この時に女性の方(旅行者だと思われる)が拝殿で何かずっとされていて邪魔してはいけないなぁと思ったので、そのまま下って駐車場に戻りました。
青海の里・段々畑展望所へ
海神神社からそう遠くない場所に特徴的な段々畑が見える展望所があるということで、駐車場出てすぐに木坂展望台方面の標識があるので道なりに進むとすぐに青海の里・段々畑展望所に着きます。
ここは駐車場がないので、少し道が広くなっている場所にバイクを置いて段々畑を見ました。

断崖絶壁ではないですが、急斜面のところにある段々畑がとてもいい感じでした。
日本最北西端へ
ここからは元来た道を戻って国道382号に戻ります。
比田勝方面に向かって直進します。
ここから先は長いです。
ガソリンの残量がやばい時は近くのガススタで補給しておいてください。(日本最北西端までに1軒あります)
国道382号は片側1車線ですが、センターラインが白線できついカーブもないのでペースを上げやすい道です。
しかしながら、こういう道だからこそ警察がいるもんだと思ってそこそこのペースで走るといいと思います。
どんどん山間部に入っていくのですが、途中に大きな集落はなくコンビニもありません。
トイレについては途中にある御嶽公園がおすすめです。
ここで休憩するのもいいでしょう。
国道382号を道なりに進んでいくと「異国が見える丘展望所」の看板が出てきます。
スピードが出てると気づかない可能性がありますので注意深く走行してください。
看板のところから左折して集落の細い道に入ります。
道なりに走っていくと案内標識が出てくるので「棹崎公園」のほうに進んでください。
さらに進んでいくと「棹崎公園」と出てきますので左折して山間部に入ってください。
日本最北西端と書かれた案内標識や看板がここまで出てこないのですが、安心してください。日本最北西端は棹崎公園の中にあります。
棹崎公園の近づいてくるとT字路みたいなところに出くわすのですが、駐車場は対馬野生生物保護センターのほうにありますのでご注意ください。
道を間違えるとUターンが大変な激坂行き止まりに入ってしまいます。
駐車場にバイクを置いたら棹崎公園に向かいます。
駐車場からは300〜400mぐらい歩く感じです。
歩いていくと開けた場所に出たので、遠くを見てみるとあれはもしや・・・韓国?

結構くっきり見えますよ。
前日が雨だったから空気がクリアになってるのでしょう。
ここでスマホを開くとやばり海外に入りました表示になっていました。
日本で異国が見えるって不思議ですよね。

日本最北西端のモニュメントです。
今まで、九州最東端とか本州最南端は行ったことあるのですが、日本最北西端はやっぱ感じる重みが違いますね。

対馬棹埼灯台です。中には入れません。
望遠鏡があるのでちょっとスモッグな日でも釜山が見えるかもですね。
この日は望遠鏡なしでくっきりと釜山が見えました。
いよいよ異国の見える丘展望所へ
日本最北西端はで異国が見えたので今回の旅の目的はすでに達成されたのですが、異国の見える丘展望所というネーミングに惹かれて行くことにしました。
日本最北西端から東横INN対馬比田勝までのルートを大きな地図で見る
駐車場から来た道を戻って橋がある交差点まで進みます。
小さい案内標識があるので、その標識の方向に進んでいくと異国の見える丘展望所に到着します。

バイクだったら異国の見える丘展望所手前にバイク置けます。
車の方は近くに車が置けるスペースがあります。

中はこんな感じです。
うっすらと釜山が見えます。
先程の日本最北西端から見える釜山よりもこちらのほうがくっきりと見えます。

釜山が本当くっきり見えますね〜。
見てる時に他の観光中の人も来たのですが、くっきりと見える釜山にみんな感動してました。
ここまでくっきりと見える日は珍しいんじゃないかなぁ。
運が良かったです!
ここからは千俵蒔山展望台へ向かうべくそのまま道なりに進みました。
山間部に入って行くのですが道がだんだん荒れてきます。
異国の見える丘展望所からの場合、案内標識が確か無かったので私の場合はちょっと迷いました。
実は気づかずに元来た道に戻ってしまったのですが、そこで案内標識を確認して再度Uターンして千俵蒔山展望台に向かいました。
Google Mapを見ればわかりますが、千俵蒔山展望台に向かう道はストリートビューで見れません。
それはつまり酷道だということです。
一応、途中まで登って頂上近くまで行ったのですが、頂上の手前の道が激坂になってまして、これは行ったら後悔するかもと思ったのでUターンしました。(坂道なのでUターンにはご注意)
韓国展望所へ
再び国道382号に戻って比田勝方面に進みます。
道なりに走っていくと韓国展望所の案内標識が出てきますので左折して県道182号に入ります。
韓国展望所手前で案内標識が出てきますので、左折して坂道を登って行くと韓国っぽい門を抜けると駐車場があります。
そこにバイクを置いてしばらく歩いていくと展望所に到着します。

いかにも韓国っぽい建物ですね。

前方に航空自衛隊 海栗島分屯基地が見えます。
その先にはここでも釜山が見えます。
ここは駐車場にこの辺ではとても貴重なトイレがありますので、ここでトイレを済ませておくといいでしょう。
東横INN対馬比田勝へ
この日は韓国展望所まで行った時点で夕方になったので、今回の宿泊地である東横INN対馬比田勝に向かうことにしました。
県道182号を道なりに走って行きます。
そのまま道なりに進んでいくと港のほうに入ってしまいますので迷いそうになったら都度Google Mapを見るといいでしょう。
三宇田浜海水浴場の案内標識が出てきたら左折して進んでいくと左手にホテルが見えてくるので左折してホテルに到着です。
駐車場はめちゃくちゃ広いので置く場所には困らないと思います。

東横INNは普通は駅前にあるイメージがありますが、対馬比田勝は海辺にあるので海が見える部屋もあります。
僕は駐車場が見える部屋だったのですが、エレベーター出るとこの風景です。
リゾート感ハンパないっすね。
ここはできたばかりのホテルですので施設内はピカピカです!
夕食はすし処 慎一で
東横INN対馬比田勝は比田勝からちょっと離れた場所にあって、比田勝の中心部までは歩くと結構時間がかかります。
2kmちょいなので歩けないことはないのですが、ホテルの周辺は集落がなく、夜は真っ暗になるので歩くのはちょっと怖いかもしれません。
そこでホテルのシャトルバスを利用して比田勝の中心部まで行きました。(2025年2月現在はシャトルバスは運休しているようです)
東横INN対馬比田勝からすし処 慎一までのルートを大きな地図で見る
実はこのホテルに泊まる時に夕食はどうしよう?と考えてました。
夕食は無料のカレーがあってビールを飲めるみたいなことが書いてあったので、節約のためにカレーとビールにしようと思ってたのですが、やっぱり対馬に来たのだから地元のお店に行って何か食べたいと思ってたのです。(2025年2月現在でカレーの記載が見当たらなかったです。宿泊の際は要確認です。)
Google Mapで調べていたところ、すし処 慎一というお店を見つけました。
事前予約しないと難しそうなお店ではないかなと思っていたのですが、開店ダッシュで行けるかも!と思って行ってみることにしました。
シャトルバスから降りてすぐにお店に向かうと、フェリーで見かけたハーレー乗りのライダーさんがいました。
ちょっと声をかけてみると同じく開店ダッシュ待ちだったようです。
せっかくなので2人で行ってみましょうか!ということになり、開店と同時に行ってみると・・・予約がいっぱいで・・・やっぱりGWだし難しいな〜と残念・・・と諦めようとしていたら、予約時間が19時半だからってことで、19時半までということで入れることになりました!

まずは刺身盛り合わせとビールで乾杯!
右上にあるのが穴子の刺身です。
穴子の刺身は初めて食べたのですが、味が濃厚なんですよね。
見た目は白身なのに脂がのっていて、食べると口の中でとろける感じがします。
このとろけてる時に蒲焼きの穴子の味を思い出すのです。
そう・・・食べれば「まさしく穴子ッ!」ってわかる味なんです!
めちゃくちゃ美味しかったですね!
その他の刺身も新鮮で美味しかった。
ここでもう一杯ビール呑みたいなと思ったので、今度は穴子の箱寿司を注文しました。

これも美味しかった!
こちらの穴子も口の中でとろける味でした。
ハーレー乗りのライダーさんとそれぞれが今日見てきたスポットの話をして盛り上がりました。
僕は年一回、普段行かない場所にツーリングに行くのですが、こういう出会いがあるのもツーリングの楽しみなんですよね。
明日はお昼にあなご亭に行きませんか?という話になり、お互いに明日の予定を確認して、お店を後にしました。
ライダーさんはキャンプ場に戻って、僕はシャトルバスの時間まで比田勝の中心部を散策することにしました。
比田勝は夜は本当に人がいなくて、当初イメージしてた韓国人がいっぱいみたいなことはなかったです。
ただ、開いてる飲食店を見ると店内に人はいました。
コンビニがないので部屋呑みする時用のおつまみがこの周辺では買えませんでした。(スーパーみたいなところはありますが19時で閉まります)

フェリーターミナルはこの時間は閉まっていました(夜20時ぐらい)
ここはシャトルバスの停留所になっているので、ここからホテルに戻りました。
ホテルに戻ってロビーに行くと自販機がたくさんあることに気づきました。
カップ麺やちょっとしたおつまみ、アルコール類も確かありました。
最悪、中心部で食べれなくてもホテルでなんとかなるようになってました。
この日は早朝から1日中走り回って疲れたので、シャワーを浴びたら眠気に襲われてすぐに寝てしまいました。
舟志のもみじ街道とあなご亭編に続く
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