2023年のGWはコロナ禍明けということがあり、当初は思い切って遠くに行こうと関西行きのフェリーを予約していました。
しかしながら、ギリギリまで天気と睨めっこした結果、関西地方の天気が雨続きになるだろうと思ったのでフェリーをキャンセルして別の場所を探しました。(後で天気が良くなりましたが・・・)
そこで2023年は4月30日に一度行ってみたかった廃墟の島である池島、次に気になっていた国東半島に行くことにしました。
まずは池島炭鉱ツーリングからです。
福岡から池島炭鉱までのルートは福岡→伊万里→有田→佐世保→西海橋→瀬戸港フェリーターミナル→池島炭鉱になります。
福岡から瀬戸港フェリーターミナルまでのルートを大きな地図で見るまずは西九州道使って一気に伊万里まで行きます。
そこから国道202号を道なりに走って西海橋を渡ります。
西海橋を渡ってしばらく進むと小迎交差点で国道202号、国道206号、県道205号と標識に出てきます。
ここで国道206号の長崎、時津を選択し、道なりに走ります。
走って行くと大串交差点で県道12号大瀬戸とあるので、右折して県道12号に入ります。
県道12号を走って行くと目の前に海が見えるT字路があるのでそこを右折してしばらく走ると瀬戸港フェリーターミナルに到着します。
ついに池島炭鉱へ
池島炭鉱へは瀬戸港フェリーターミナルの他に神浦港からも船があります。
注意してほしいことが1点あって、池島から帰る時に神浦港行きに乗ってしまうと3kmぐらい歩く羽目になってしまいます。
上記リンク先は各港の時刻表です。
例えば、私の場合ですと瀬戸港から9:10に乗船して9:38に到着しました。
散策した後に池島港から13:17にフェリーに乗ると神浦港に行ってしまいます。
そのため、11:00のフェリーに乗って瀬戸港に戻りました。
じっくり散策しようと思ったら13時ぐらいのフェリーに乗りたいですが、昔存在していた食堂が閉店している関係で島内で食事はできません。
じっくり散策する場合は14:17のフェリーになりますのでおにぎりなど準備しておくのが吉です。
(運良くバイクの積載ができた場合は11時で十分間に合います)
※自販機はフェリーターミナルにあります。
さて、ここからが本題です。
この日は風が強く大型バイクはダメと言われたので泣く泣く駐車場にバイクを置いて乗船しました。
親切にここなら風が当たらないよという場所にバイクを置かせてもらえました。
しかしながら、普段乗らないフェリーはやっぱりテンション上がりますね。
さっそく窓際の席をとって座っていたのですが、ほとんどの乗客はデッキに出て海を見ていました。
20分ぐらいすると池島に近づいてきます。
池島に到着後は歩いてアパートに向かいます。
釣り目当ての人以外はみんなアパートを目指して歩いていきます。
島のシンボルみたいな木がありました。
しばらく歩くとヤギの鳴き声が聞こえてきました。
数頭が飼われているようでロープで繋がれていますが、結構自由に動きまくってます。
島内の主要道は一応、県道216号線となっており、この道を道なりに歩いていけばアパート群に行けます。
坂道を登って行くと、朽ち果てた建物に出くわしますが、これは旧火力発電所のようです。
調べてみると石炭を使った火力発電所で発電時のボイラーの蒸気を利用して海水から真水を作る装置が日本で初めて設置されたそうです。
今は飲料水はどうしているのでしょうか?
坂道を登って行くと・・・アパートが見えてきました!
選挙のポスターがたくさんありますが・・・このへんは全く人の気配がないです。
このへんはまだ巨大アパート群ではないのですが、草に支配されてしまったアパートの風景は寂しげです。
歩いていると猫ちゃんの集団が・・・
ここはスーパーがあった場所でしょうか?人を見ても全然逃げる気配がない猫ちゃんがたくさんいます。
いよいよ今日の目的地である8階建てアパートが見えてきました。
間近で見るとその大きさに驚きます。
昭和45年当時はこのアパートはかなり近代的な建物だったと思われます。
今のこの時代に見てもどこか近未来的なものを感じます。
本当はここにバイクを持ってきて写真撮影したかったですね。
交通量は0に近いので好きなアングルから写真が撮れます。
このアングルでバイクを撮ると、このアパートがどれだけ大きいかわかると思います。
一応、バスはここに来るようです。
渡り廊下みたいな感じでアパートとアパートは繋がっていて移動できたんですね。
中を探検したくなるのですが、中に入ることはできません。
ここからは外回りで帰ります。
帰る時に同じように散策している外国人や旅行者に出会ったので、軽く挨拶してから学校のほうに移動しました。
学校が見えてきました。
調べてみると現在は生徒数が3名のようです。(2023年)
池島は最盛期は人口が7,000人以上だったとのことで、当時は賑わってた学校だと思われます。
人の気配がない場所ですが、学校の正門前の信号機は今も稼働しています。
ここはかつての商店街があった地域でしょうか?
掲示板に食育だよりがありました。
見たところつい最近のものだと思われます。
こういうのを見るとほっこりしますね。
池島は9時半に到着してから11時のフェリーで帰りましたが、このぐらいの散策でしたら十分に可能です。
8階建てアパートから先にある女神像までは厳しかったので、これ以上の散策をする場合は昼のフェリーで帰ることをおすすめします。
運良くバイクで上陸ができれば島内の散策は隅々まで可能です。
北緯33度線展望台を目指す
北緯33度線展望台までのルートを大きな地図で見る池島から瀬戸港に帰る時にまだお昼だしどこか面白そうなところないかなぁとGoogle Mapを見てみると島の先端まで行けそうな場所を発見しました。
何かあるのかな?と探ってみると北緯33度線展望台というものがあるってことで行ってみることにしました。
腹が減っては戦はできぬので飲食店を探してみると、瀬戸港からちょっと北に走ったところに飲食店を見つけたので「カフェテリア ストラーダ」に行ってみました。
一口大のチキンカツにカレーライス、ペペロンチーノがワンプレートに乗ったトルコライスにサラダをいただきました。
結構お腹空いてたのでこのボリュームは助かりました。
ここから国道を北上していくと、海とこれから行く大島に渡る橋が見えるポイントがあって、鯉のぼりも出ていたので写真を撮りました。
さらに北上していくと海が正面に見えるポイントで交差点があるので、そこを左折して県道52号を直進すると大島大橋に入ります。
長崎県は島と島を繋ぐ橋が多いのですが風景いいんですよねぇ。
橋を渡ると寺島という島に入りますが、小さい島ですのですぐに次の橋である寺島大橋に入ります。
寺島大橋からは右手に造船所がある風景が見れます。
寺島大橋を渡ると大島に入ります。
すぐに交差点が出てきますが、左折して崎戸方面に進んでください。
しばらく進むと新たな橋が出てきますが、このあたりから風景が離島風景に変わってきます。
ちなみにこの島は崎戸島ではなく蛎浦島(かきのうらしま)です。
しばらく進むと赤い橋が見えてきて駐車できるスポットがあります。
そこで撮影したのがこの写真です。
製塩業が発展しているようで塩の看板が大きく見えます。
ここからこの赤い橋を渡ってさらに直進していきます。
すると・・・また橋が現れます。
今度はセンターラインがない小さな橋に突入します。
渡ると標識がない交差点に入ります。
ここを大きく右折するとバス停が見えるのですが、そのまま直進すると北緯33度線展望台の案内標識が出てきます。
あとは道なりに走れば目の前におしゃれな建物が見えてきますので、駐車場にバイクを停めましょう。
ここから歩いて行くと展望台に辿り着く前に植物に覆われた建物が見えてきます。
この建物は崎戸島特設見張所聴音所跡で潜水艦や戦艦のスクリュー音の傍受をしていたようです。
ここからさらに歩いて行くと北緯33度線展望台に到着します。
地平線に見えるのは五島列島で夕焼けがさぞかし綺麗でしょうね。
バイクを置いた駐車場は元々はホテルの駐車場だったようですが、今は閉館しているようです。
※普通に営業してそうな感じに見えます。
帰りはとんぼ海浜公園で写真を1枚。
池島行った際はぜひこのルートで楽しんでみてください!