さて2日目である。
まずはホテルで朝食をいただく。
なかなかバランスが取れた朝食で朝からテンションあがる。
ここのホテル(浜田ニューキャッスルホテル)はバイク置く専用スペースがあったし、近くには居酒屋も数軒あるのでここはまた大山方面行くときに宿に最適だなと思った。
雨の気配
ホテルを出てから海沿いを走りたいと思ったので、高速は使わずに国道9号を走っていると前方に黒雲が!
レインウエアを着るか判断するために「道の駅サンピコごうつ」へ。
トイレ休憩してコーヒー飲んで天気アプリのレーダーを見ながら考える。
レーダーを見ると海沿いを雨雲が少しかすめるぐらいだったので、これなら大丈夫だろうと思った。
しかし・・・この判断が間違いだった。
国道9号線の石見福光インター入口を超えてちょっと進むと山間部に入る。
ここでカッパの準備をしているライダーがいた。
僕もこの時にカッパの準備をしていればよかったのですが、まだこの時は次の道の駅まではなんとかなると思っていたのです。
そして、トンネルの手前に来たあたりで雨の気配を感じる冷気(寒冷前線の影響)を感じ、これはヤバイと思ったわけです。
トンネルを抜けると・・・大雨でした。
まさか2日連続で雨にやられるとは思わなかったなぁ。
石見銀山へ
大雨の中、カッパの準備する場所を探すも見当たらなかったので、「道の駅 ごいせ仁摩」で一旦雨宿り。
上半身は寒さ対策でカッパを着ていたので濡れずに済んでいたのですが、下半身はカッパ着ていなかったのでカウルで防ぎきれなかった部分が濡れていました。
道の駅でホットコーヒーを買い、雨が止むのとズボンが乾くのを待つことにしました。
当初の予定では2日目は石見銀山見て、そのあとに出雲大社行き、ホテルに向かう途中でベタ踏み坂というルートを考えていました。
しかし、この道の駅で三瓶山を知ったので、ルートに三瓶山を加えることにしました。
ソロツーだとこんな感じでサクッと予定の変更ができる。
大まかな予定だけ立ててあとは思いつきでツーリングをする。
長い連休だからこそできる贅沢なツーリングですね。
しばらくすると日が出てきて雨が止んだので路面がウェットながらもツーリングを再開。
石見銀山に向かう。
標識通りに進んで「石見銀山 世界遺産センター」に到着。
実はここに行く途中に直接、石見銀山の伝統的建造物群保存地区に行く脇道を発見していたのだけど、事前調べで直接乗り入れができない(バイクの置き場所がない)みたいな情報を見ていたので、「石見銀山 世界遺産センター」に行ったのでした。
ここでトイレ休憩していると伝統的建造物群保存地区に行くバスが到着。
それに乗って江戸時代の風景が残る場所に行ったのでした。(バスは現金のみなので注意)
石見銀山 伝統的建造物群保存地区
バスを降りるとすぐ近くにレンタサイクルの店があって自転車を借りることができます。
ここを回るのは結構時間がかかるとのことで最初は借りようかなと思ったのですが、ゆっくり散策したかったので借りずに徒歩で散策することにしました。
(石見銀山内部まで見ようと思ったら1日コース)
歩いてすぐに江戸時代から続く風景が目に飛び込んできました。
先日の津和野もそうでしたが、こういう昔の日本の風景が好きなのです。
この日は先程まで雨が降っていたせいか、人もあまりいなくて静かに時間が流れていました。
途中で岩山を削って建てられた寺がありました。
散策していると、ちょうどお昼になったのでどうせなら古民家カフェみたいなところでランチを食べようと探していたらハヤシライスのお店を見つけました。
お店の中に庭があってこの庭を抜けたところにお店があります。
ハヤシライス温玉入りです。
しっかりと煮込まれた中にしっかりと酸味がある味です。そこに温玉が加わって酸味をいい感じにしてくれるので美味しかったです。
先程のお店の外観はこんな感じ。
このお店の中に先程の大きな庭があるのです。
石見銀山の伝統的建造物群保存地区は街のトーンに合わせるように銀行や郵便局も木造なのですが、自販機も木材でカバーされているので違和感なく風景に溶け込んでいました。
三瓶山を走る
2日目のルート(後半)を大きな地図で見るハヤシライスを食べた後はバスで「石見銀山 世界遺産センター」へ。
この頃にはしっかり路面も乾いてたので県道46号で三瓶山に向かいました。
途中でいくつか分岐があって、センターラインがない道に入りますが、標識を見ておけば迷わず行けます。
迷いそうなポイントとしては、県道288号から県道30号に入る時にT字路になっているのですが、左が三瓶山(北の原)、右が三瓶山(西の原)となっているポイントだと思います。
ここでは西の原に行くために右折しましょう。
僕は最初に左折してしまって途中でUターンする羽目になりました。
見よ!この風景!
わざわざUターンした甲斐があったもんです。
阿蘇の草千里に近い感じなのですが、とても雄大な風景です。
駐車場にバイクを置いてここでしばし休憩。
マスクつけずに深呼吸できました。
三瓶小豆原埋没林 縄文時代の森を見る
西の原で休憩した後、南に回って三瓶山を一周しようかなと思ったのですが、この後の予定がもりだくさんだったのでUターンして国道9号に戻ることにしました。(元々、三瓶山に行く予定はなかった)
途中で三瓶バーガーのお店の横を通って(ここに寄ればよかった)ちょっと下ったところで小さな看板を見つけました。
「三瓶小豆原埋没林」
埋没林ってなんぞ?
興味が湧いてきて大きくルートから外れないなら行こうと思っていましたが、やっぱり興味が勝ってしまって寄ってみることにしました。
県道56号から右折するポイントがあって、そこから小道をしばらく走ると駐車場が見えてきたので中に入ってみました。
周りを見てみると整備された広場みたいな場所でその後ろにちょっとした森がありました。
あの中に埋もれてるから埋没林というのだろうか?と思ってましたが全然違いました(笑)
ここから階段を下って中に入っていきます。
そう、埋没林とは地下に埋没した林なんです。
写真で見ると巨大さが伝わらないかもしれませんが、かなりの巨木です。
別の施設に切り株を保存しているなのですが、その切り株を見れば結構な樹齢の木だったのではと思いました。
さらにすごいのはこの巨木から木の匂いがしているんですよね。
これって4000年前の木なんですけど、この施設には木の匂いがこもってるのですよ。
入場料に300円かかりますけど行ってよかったです。
出雲大社へ!
ここからは県道で山を下って国道9号に戻りました。
山陰地方の山道は交通量が少なくてまったりと走れますね。
国道9号線を走ってしばらく走ると「道の駅キララ多伎」というヨーロッパ風の建物が目立つ道の駅があったのでしばし休憩。
西側を見ると黒雲が・・・
天気よかったらきれいな日本海が見れたんだと思うけどなぁ。
ここは出雲大社に行く分岐の道路のすぐ横なので、ここから海沿いを走って出雲大社へ。
駐車場探しに苦労しましたが、無事に到着して出雲大社へ。
鳥居を見てまずその大きさにびっくりしました。
でけぇ・・・
今、ちょっと出雲大社を調べながらこれを書いていますが、鳥居が4つあるみたいですね。
そういえばいくつか鳥居を抜けた記憶がある。
それにしてもここの空気感本当すごいですね。
うまく言葉で表現できないのですが、ここの神聖なる感じはなかなかないですよ。
この写真を見てもらうとわかりますが、真ん中を歩いてる人たちが少ないですよね。
僕は真ん中は神様が歩く道と教えられてきたのでこういうところでは隅を歩くようにしています。
次は松の木が続く道。
そういえばここの真ん中に鳥居がありましたね。
それにしてもここは広い。
この松の木の道を抜けるといよいよあの大しめ縄がある出雲大社神楽殿に辿り着きます。
僕はいつもこういうところでは写真は撮らないので写真はないのですが、あの巨大さにはびっくりしました。
今回のツーリングの目的の一つが達成されました。。。
ここから最後はベタ踏み坂行こうと思ったのですが、結構遠くて夜遅くになりそうになったので断念。
この日は「ANAクラウンプラザホテル米子」に宿泊しました。
このホテルは中心部に近いので歩いて散策。
何軒かいい感じのお店を見つけたのですが、満員で入れず。
どうしようかと思っていたら「ときの家」さんを見つけました。
メインは焼鳥で他は一品メニューが充実している居酒屋でした。
小袋の刺し身とか珍しいものがあって米子の夜を満喫できました。
次は大山に行く3日目に続きます。