2023年のロングツーリングの目的地は国東半島でした。
2023年は元々は自分の人生の中で長い時間を過ごした関西を走ってノスタルジックな感情に浸りつつ、鯖街道のようなヒストリックルートを走ろうと考えていました。
しかし、天気が悪くどうしたもんかと考えた結果、天気が良かった九州で完結するツーリングを検討していた時に上の動画を見たのでした。
CBR1000RR-Rでも攻めれる道…
国東半島といえば海沿いの道が有名でノロノロ運転で暑かったイメージしかなかったのですが、まさかこんな攻めれる道があってヒストリックな土地だったとは知りませんでした。
神様と仏様が出会う場所 宇佐神宮
福岡から宇佐神宮までのルートを大きな地図で見る今回のツーリングは走行距離は少なめですが、じっくり神社やお寺を見れるルートを考えました。
まずは福岡から高速で玖珠インターに向かい、そこから国道387号経由で宇佐神宮の向かいました。
国道387号を道なりに走れば迷うことなくたどり着けます。
写真は大分道の山田SA。
ロングツーリングの初日の最初の休憩ってテンション上がりますよね。
まずは行ったことがなかった宇佐神宮へ
何の予備知識もなく行きました!
駐車場にバイクを停めいざ散策。
まずは宇佐神宮の入口である一の鳥居へ
ここにいたるまでの道に仲見世通りがあり、そこにはお土産屋、飲食店があります。
一の鳥居を抜け橋を渡ると大鳥居が見えます。
これが大きかったですね〜。
大鳥居を抜け真っ直ぐ歩いて行くと手水舎があるので、そこで手を清めてしばらく歩くと境内図があるのですが、近くにあったのがこれ。
神様と仏様
日本で最初に出会ったのは
この場所でした
宇佐神宮はその名の通り、神様がいるところです。
神様と仏様が出会った場所ということは神道と仏教が出会った場所ということでしょうか?
さらに進んでいくと上宮と下宮の分岐
夫婦岩のところで何かしら行事が行われていて貴重な経験でした。
巫女さんがたくさんいました。
行く順番がわからず、最初に下宮に行ったようです。
次に上宮のほうに行ってます。
写真撮影は禁止とありましたので、上宮、下宮の写真はございません。
一之御殿、二之御殿、三之御殿と参拝するところは全て回りました。
二拝四拍手一拝でしたが、四拍手は宇佐神宮が初めてだったような気がします。
ぜひとも日本一美しいと言われる宇佐神宮を自分の目で見てみてください。
熊野磨崖仏〜真木大堂〜田染荘展望台
宇佐神宮から熊野磨崖仏までのルートを大きな地図で見るまずは熊野磨崖仏に行きました。
国東半島は海沿いを走ると交通量がとても多く渋滞だらけのイメージがあります。
今回初めて国東半島の内陸部を走ったのですが、交通量が少なくとても走りやすかったです。
県道34号、655号ともに走りやすい快走路です。
後々に寄る田染荘展望台や真木大堂を通り過ぎてまずは熊野磨崖仏に到着。
最初はインパクトあるここに来たかったんです。
体力的にここが1番最初で正解だったかもしれません。
なぜならここの鬼の石段(石の階段)はハンパなかった。
最初はこんな感じだったんでなんとかなると思ってました。
これがそのうち自然の石を積んだ階段に変化してさらに激坂になるんです。
途中あまりにもしんどくて帰ろうかと思いましたが、汗だくになってきたのに引き返したら勿体ないと思ったので、なんとか石段を登りきりました。
熊野磨崖仏です。
写真の左側が不動明王像、右側が大日如来像です。
ここに辿り着くのにかなりの体力を使ってしまったので腰かけれるところに座ってしばらく眺めてました。
近くにいた老夫婦の方もここまで上がってきたのですが、ここからさらに上の熊野神社に行くのは諦めてました。
さらにここから石段を登ると熊野神社に辿り着きます。
ここで旅の無事を祈りつつ駐車場に戻りました。
ここは往復で1時間は見ておいた方がいいです。
また、ライディングブーツでは登るのがかなりしんどいのでスニーカーもしくは登山靴があったほうがいいです。
熊野磨崖仏からは来た道を戻って真木大堂に向かいました。
ここは写真撮影不可なので写真はないのですが、不動明王像がたくさんあります。
旧本堂では大きな不動明王像を見ることができますよ。
真木大堂からは田染荘展望台へ向かいます。
この田染荘は平安時代から1000年以上変わらない風景で、歴史の授業で習った墾田永年私財法の時に開発された水田が元の形のまま残ってる場所です。
ここは展望台のすぐ近くです。
1000年の歴史がある田舎は私が知っているところだと京都北部の美山だったりしますが、1000年以上全く土地の形や区割が変わっていないところはここが初めてでした。
田染荘展望台→富貴寺→長安寺→道の駅くにみ
田染荘展望台から道の駅くにみまでのルートを大きな地図で見る田染荘展望台からは北上して県道34号、県道655号経由で行きます。
富貴寺は現存する九州最古の木造建築物で、中でも富貴寺大堂は宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつで国宝に指定されています。
私が行った時は「阿弥陀三尊像」の姿で御開帳されていて凄かったです。
次に富貴寺からさらに北上して長安寺へ行きました。
ここなんですけど、駐車場にバイクを置いて寺に向かったはずなんですが、山道をずっと登って行っても一向に寺が見えないので、引き返したら寺に行くことができました。
ここは「花の寺」と呼ばれているようでその名の通り、花がたくさん植えられています。
その花を見ようとずっと山道を登ってると寺からどんどん離れていきます(笑)
こんな感じで色鮮やかな花が咲いている道があります。
花の寺と言われる所以がわかりますね。
引き返した後は普通にお参りしました。
ここにも仁王像がありますね。先ほどの富貴寺もそうでしたが、国東半島のお寺には仁王像が多いです。
この時点で14時ぐらいだったと思います。
先ほど行った富貴寺の近くにご飯を食べれるお店があったのですが、国東半島といえば「タコ」と思っていましたのでスルーしていました。
この時にスルーしていなければ・・・。
長安寺から県道31号のワインディングを楽しみながら北上して道の駅くにみへ。
ここはタコ飯とタコの唐揚げが食べれるレストランがあります。
早速レストランに行きましたが、この日は15時で終わりとのことで閉店間際の入店はできませんでした。
向かいの喫茶店もあったのですが、「タコを食べるんだ!!」という強い思いがあったため、道の駅内のテイクアウトできるお店でタコの唐揚げを購入しました。
今日はとにかく歩きまくって登りまくった結果、体力が0近くでドラクエで言えば画面の文字が緑色になっている状態。
タコの唐揚げは美味しかったのですが、HPが10ぐらいしか回復していないので、まだ画面の文字が緑色のままでした。
道の駅くにみ→夷谷耶馬展望所→天念寺→鬼城岩峰ポケットパーク→行入ダム→ホテル
道の駅くにみからホテルまでのルートを大きな地図で見る道の駅くにみからこの旅の行くきっかけとなった寺を探しつつホテルに行きます。
まず国道213号を豊後高田方面に向けて走って、そこから県道653号に入ります。
途中、田んぼのレンゲが綺麗だったのでしばし休憩。
田んぼにレンゲが植えてある風景を最近はあまり見なくなったのですが、国東半島ではよく見られました。
ここからちょっと先に進むと道路の幅が狭くなります。
さらに進んでいくと耶馬溪でよく見かけるような風景になります。
駐車できるスペースはあまりないので隅に停めました。
耶馬溪のような奇岩風景ですね。
美しい農村風景です。
ここから細い峠道を下って行くと、また道が広くなります。
しばらく走ると天念寺の駐車場があったので、バイクを停めてここから修行のための橋(無明橋)を撮影してみました。
無明橋方向です。
拡大すると・・・
拡大すると写真が撮れました!
昔はこの橋渡れたみたいです。
実はこの天念寺こそが最初に紹介したYoutubeの動画に出てくる1番最初の寺です。
後で調べてわかったのでこの時は寄れていないのですが、動画の最初に出てくる風景を見るためにはこの手前の標識のところから寺に行く感じになります。
今度行ける時は、もう一回行きたい場所です。
ここからは県道29号でホテルへ向かいました。
途中、行入ダムで休憩。
ここでも奇岩風景が見れます。
鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでました。
休憩後はそのまま真っ直ぐ走って国道213号へ。
HOTEL AZ大分空港へチェックイン。
ここは晩御飯もバイキング形式なんですね。
ここでビール呑んでもよかったのですが、晩御飯食べた後にコンビニ行ってツマミを買って部屋で晩酌。
ぐっすり寝ることができました。
明日はいよいよ山のてっぺんにあるアントニー・ゴームリーの鉄像を見に行きます。
2日目に続く